平昌五輪から間もなく、世界フィギュアが行われていました。
男子も女子も、SPからの結果がなかなか驚きでしたね。
宮原知子選手の銅メダル
この結果にちょっと驚きました。
本人も、FPのミスで自分の表彰台はありえない、と帰り支度をするところだったとか。
怪我の影響で復帰後もジャンプの練習に制限をかけていたり、五輪からまもない世界選手権という中での銅メダル、おめでとうございます!
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五輪とワールドの間で、宮原知子選手の濱田美栄コーチがテレビ番組「情熱大陸」に出演されていました。
濱田コーチが強い情熱を持って選手の指導をしている姿が見れるという貴重な機会でした。
使用していたリンクがなくなり、選手を引き連れリンクジプシーを何年もしていたなんて、思いもよりませんでした。。
情熱的かつタフなコーチだという印象になりました。
そして、濱田コーチと共によく見かけるのが、田村岳斗コーチ。
実は、田村コーチが現役の時にファンでした。
キス&クライは眼福です。
解説の本田武史さんと同じ頃に活躍されていましたが、これまでの男子フィギュアでこんな洗練された動きの日本選手はいなかったんですよね。
選手のタイプとしても、今の日本選手と合わせても希有な存在に思えます。
プロスケーターになってからは様々なタイプの演技をしているように思えます。ロックも合うのがいい!
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画像拾ってきてしまいました。
ミシェル・ルグラン作曲の有名な「シェルブールの雨傘」。これが結構記憶に強く残っています。
コーチとしてだけでなく、今もプロフィギュアースケーターとしてショーに出られています。
そして、エキシビションで田村岳子さんになっていたとは知らなかった・・(笑)
左は小塚選手、真ん中は岳子さん(笑、右は高橋選手。観たかった!
他に岳子さんにチューされた羽生選手の写真もツイッターで見かけました!
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余談が過ぎました。
なかなか取り上げられることはありませんが、
2017-2018の宮原選手の怪我を乗り越えての復活は驚くべきものだったと思っています。
怪我の状態が、シーズンに入っても良好とは言えず、GPシリーズも後半になってからの復帰。
2戦目のアメリカ大会で優勝したのは本当に驚くべきことだったと思います。
ISUサイトでもニュースとして大きく記事になっていたのをみました。
日本のニュース記事は、よほど良い成績を取らない限りは日本選手に辛い印象を受けます。。
もちろんこの大会は優勝だったので、そういった印象はなかったのですが、同じ大会の記事として読んだ時に、
ISUサイトのような、怪我を乗り越えての快挙をもう少し称えるような言葉があってもいい気がするなあと思ってしまいました。
まあ、ニュースは事実に余計な私情を加えない方が良いのだとは思いますが、例えばどのスポーツでもよく見かける報道表現で『○○選手は5位に終わった』という、この『○位に終わった』って表現は選手に敬意がなくないか!?って思ってしまうんですよ。。
このアメリカ大会の前のNHK杯では、宮原選手は5位だった訳ですが、それだって怪我からなんとか復帰した初戦・1年近く振りの最初の試合だった訳で、『5位と健闘した』という表現でもいいんじゃないかと思うのですよね。。
その後は激戦の全日本を見事優勝して、平昌五輪代表に選ばれましたが、五輪初出場とは思えないほど安定した力を見せましたね。
私がすごい!と思ったのは、団体戦で厳しい判定のアンダーローテーションを取られましたが(海外の宮原選手ファンが「おかしい!」と怒るほど厳しかったようで)、
それを個人戦までの短い間で修正してきて、見事に試合で成功させて、この大舞台で本人も納得の会心の演技を見せた(PBも更新)ということです。
結果は惜しくもメダルに届かず、それでまた記事でも微妙な表現がされていたのが、なんだかなーーという気持ちに。
なにはともあれ、シーズン最後に世界選手権でのメダルおめでとうございます☆
樋口選手も、ジャンプに苦しみ、まさかの五輪選考漏れでしたが、
ここで力を出し切っての銀メダルが素晴らしかったです♪
世界選手権が終わってから、宮原選手関連の記事を見つける
こんな記事見つけました↓
宮原知子、完璧演技に「銅メダルに値する」「私の中では表彰台」 海外から労い続々 2018.02.23
復帰後も身体を労る必要があり、ジャンプ練習も回数を制限していたという中で
平昌五輪という大舞台で、SP、FP共に力を出し切って自己ベスト更新、にも関わらずメダルに届かず、私も悔しいなと思っていたのですが、
海外のこんな熱い声があったのですね。
それから、前のシーズン関連ですが、
宮原知子、米メディア「フリー今季NO1投票」で優勝 世界女王抑えて1位に 2017.05.07
『米スケート専門メディア「icenetwork」は公式ツイッターで「2016-17年シーズンで女子スケーターでベストフリーは誰?」とアンケート企画を実施。投票機能を使ってファン投票を呼びかけた。
宮原はメドベージェワ、樋口新葉(日本橋女学館高)、長洲未来(アメリカ)とともにノミネートされたが、日本のエースがNO1に輝いた』とのことでした。
1位 宮原知子 43%
2位 エフゲニア・メドベージェワ 32%
3位 樋口新葉 13%
4位 長洲未来 12%
宮原選手のプログラムの中で、2016-2017シーズンのこの「惑星」FPが一番好きだったので、なんだか嬉しく。
(レイア姫のオマージュとは知らなかったです。。)
実は基本的にオペラの曲って私は飽きやすい傾向があるのですが、宮原選手の「蝶々夫人」は毎回あっという間に終わってしまった、というぐらいに引き込まれます。
が、、「惑星」のFPが試合を重ねる毎に、プログラムの中で多彩かつ演技的表現でもない、抽象的な表現を深めていくのがとても素晴らしかったので、
今後はまた、こういう路線のFPをまたやって欲しいなあ、と思います。
誰もやっていない、宮原選手の特権的な表現と思えました。
天の采配
そういえば、悔しさを残してシーズンを終えた人といえば、この方も。(五輪メダリストではありますが)
世界選手権ではシューズのトラブルによる調整不足もあり、ミスが目立ちましたが、
FP後半の怒濤の連続ジャンプを3回全て成功させるという、逆に物凄いもの見せられた!と感心しました。
切手になった記念で(?)あえて切手画像。
演技としては満足できていないと思うのですよ、五輪も世界選手権も。
二人とも、この悔しさと苦みを持って、来シーズンにモチベーションを抱き続け、新たな挑戦へ向かうのだと思います。
宮原選手も宇野選手も、今の時点での完成度も素晴らしいのですが、伸びしろもすごく感じるんです。
今シーズンの結果って、来年へのモチベーションを強く高める為の絶妙な天の采配に感じてならないです。
来シーズンも楽しみです♪
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