邦楽はほとんど聞かないのですが、“くるり”のばらの花は好きです。
お菓子にまつわる物語や逸話を紹介するテレビ番組「グレーテルのかまど」で
2015年7月3日に放映されたレシピは『くるりのジンジャーエール』でした。
http://www.nhk.or.jp/kamado/recipe/50.html
岸田さんが出演されて、この歌のできた背景をお話しされて面白かった。
世田谷の神社で飲んだジンジャーエールが甘くてまずくて、それでできた歌。
この歌詞のまとう空気感・雰囲気がすごく好きです。もちろんメロディや演奏もその世界を完璧にしている。
「ばらの花」以外のくるりの歌詞に因んだ飲み物レシピも紹介されていました。
私は夏のニュアンスを含んだ「ソーダ」類のイメージがとても好き。
夏の瑞々しさ(時には湿気を含んだ)や独特のクリアな空気感・それに付随されて連想される夏の思い出や雰囲気が好きなのです。
くるりの歌詞にはそういったものがふんだんに表現されている。
岸田さん自身も、直接的な心情を歌詞にするのではなく、移ろいゆく空気感や何かを書きたいというようなことをおっしゃっていて、やはりと思いました。
☆
<